サスペリア2
評価 ★★★⋆ 3.5(5.0が最高評価)
あらすじ
テレパシストのヘルガ・ウルマンは講演会でその能力がゆえに殺人犯が会場の中にいると見抜いてしまう。見抜かれたことに気づいた犯人はその夜にヘルガを彼女の自宅で殺害する。ヘルガが殺害される場面をたまたま窓越しに目撃してしまったマークは急いで現場に向かうが、犯人の姿はもうすでになく、窓から外を見ると黒いレインコートを着た男が立ち去って行った。翌日、マークは遺体の第一発見者として事情聴取を受けるが、その時に新聞記者のジャンナと出会う。マークはどうしても気になることがありジャンナと一緒にことの真相を突き止めるため事件を調べ始めるが...。
感想
まずはじめにこういう都市伝説はご存知でしょうか?
Aさんは付き合っていた彼女の家で終電近くまで遊んでいた。もう時間も時間なので、帰ることにしたが、駅まで向かっている途中でAさんは彼女の家に忘れ物をしたことに気づいた。今引き返せば終電にはまだ間に合うと思い、彼女の家に戻ることにした。近くに着き外から彼女の部屋の窓を見上げると電気が消えていてもう寝ている様子だった。申し訳ないなと思いながら玄関まで行き、ふとドアノブに手をかけると鍵は掛かっていなかった。無用心だなと思いつつも中には入り、起こすといけないので電気は点けずになんとか忘れ物を探しその場を後にした。翌日、彼女は強盗殺人の被害に遭い帰らぬ人となっていた。前日一緒にいたAさんは警察の事情聴取を受けることに。あの時、起こして鍵を掛けるように注意していればと後悔してもしきれないAさんに警察は言った。「こんなメモが現場にあったのですが、心当たりはないですか?」。Aさんがそのメモを覗くとそこにはこんなことが書かれていた。「電気を点けなくて良かったな...。」 Aさんはゾクっとした。Aさんが彼女の部屋で忘れ物を探している時彼女はすでに殺害されていて、犯人はその暗闇の中で息を潜めていたのです。そうずっと...。
長くなりましたがサスペリア2はこの都市伝説と重なる部分があります。そう犯人はずっといたのです。この映画は、なかなか面白い構成になっていて序盤に勘のいい人なら犯人を特定できる瞬間があります。そこに気づかなければおそらく最後までわからないでしょう。ボクはその場面に違和感を感じはしましたがなんとなく流してしまいました。ちょっと悔しいです。最後はなるほどねとなりましたが途中のストーリー展開は多少の雑さを感じました。急にシーンが飛んでもうここまで進んだの?って感じが何回かありました。終わり良ければすべて良しという感覚で見れば良いのかと思います。ちなみにサスペリア1は見てませんが全然関連性のない作品だそうです。
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