ゲーム

評価 ★★★   3.0(5.0が最高評価)

あらすじ

大手企業の経営者であるニコラスは富と名声を手に入れていたが決して幸せな生活をしているとは言えなかった。ある日、弟のコンラッドから誕生日プレゼントにとCRSという会社が提供しているサービスの”ゲーム”の招待状をもらうことになる。つまらない毎日が素晴らしい人生に変わるという謳い文句に疑いを感じてはいたが、弟のせっかくの行為なのでとりあえず行ってみるだけ行ってみようとCRS社に足を運ぶ。不可解なテストを幾つかこなし登録を終えると後にニコラスの家に気味の悪いピエロの人形と謎の鍵が届く。その日以来、ニコラスの周りでさまざまなトラブルが巻き起こる。


感想(ネタバレあり)

デビッド・フィンチャーが監督の作品。冒頭の奇妙な空気感はさすがという感じです。最初からラストのあたりになるまで緊張感が続きます。それだけに、ラストで拍子抜けしてしまいました。解説すると、弟が兄に楽しい時間をすごしてもらおうと誕生日に大掛かりなドッキリをCRS社に依頼して仕掛けてもらいます。そして実は弟もCRS社に騙されていてドッキリのはずが兄の財産全てを奪うためのCRS社の陰謀であることが判明し錯乱した兄が誤って弟を銃で撃ち殺してしまいます。そして絶望してビルの屋上から飛び降りますが、下には大きなマットが敷いてあり助かります。弟を撃った銃は空砲で弟自身も生きていて兄のもとにやってきて”Happy Birth Day to You"とまあこんな感じです。ドッキリだと思っていたことがいろいろ巡り巡って結局ドッキリだったというオチです。ソッチかーーい!?という感想です。ボクが期待したのは実は財産を奪う大掛かりな詐欺だったのあとに更に恐ろしい目的があったというダークサイドへの展開でした。それと弟がネタばらしをした時にこのまま悪い奴になっていって欲しくなかったからみたいな事をいいますが、そもそも兄のニコラスはそんなに悪い奴だったのかというのも疑問です。堅物で真面目で仕事人間という印象はありましたがそんなにあくどい描写はなかったような気がします。どちらかと言えば弟の方がマナーの悪い嫌な奴に見えました。あのドッキリを仕掛けられるならもっと視聴者に嫌われるような嫌な人間じゃないと割に合わないと思いました。うーん、最後はもっとしめて欲しかったなぁ。

ボクの映画館

今までで面白かった映画やイマイチだった映画の何が良くてどこがダメだったかを今後振り返った時に忘れていないように個人的な映画の評価を書き留めておくためのメモ的なブログ。好き勝手に書いて行くのでネタバレ注意!!

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