映画キャラクター No.002
Mr.ピンク(レザボア・ドッグス)/ 俳優 スティーヴ・ブシェミ
銀行強盗を計画するためにジョーのもとに集められた犯罪者の一人。メンバーの本名は明かせないため、それぞれ色の名前のコードネームをランダムで与えられますがそれで決まっ前がMr.ピンクです。名前決めのシーンからMr.ピンクの性格が表れます。
Mr.ピンク 「Mr.ピンクなんてオカマみてえじゃねえか!!パープルにしてくれ!」
ジョー 「お前、オカマなんだからいいだろ!?」
Mr.ホワイト 「だだの名前だ。気にすんな!」
Mr.ピンク 「ホワイトはいいよな、クールだ。トレードしてくれよ!」
正確には覚えてませんがこういう感じのやりとりでした。名前のことでゴネているのはMr.ピンクだけだったので、このことから偏屈だということがわかります。極めつけはレストランのシーンです。一通り食事を終え、ジョーが食事代は奢るがウェイトレスのためにそれぞれチップを1ドルずつ出せと催促する場面になるとMr.ピンクだけ大したサービスを受けてないので出したくないと言い出します。仲間からはウェイトレスはこういうチップで生計を立てているからと説得されますが、だったらマクドナルドではなんで誰もチップを出さないんだと反論します。ボクは日本生まれ日本育ちなのでチップの習慣はよくわかりませんがMr.ピンクの言っていることも一理あるんだろうなと思いました。こんな仲間の中では異色ではみ出し者っぽいMr.ピンクですが、物語の中ではみんなが取り乱している状況の中で一番冷静で的を得ている発言をします。そういう意味では映画を見ている視聴者に今何が起こっているのかという説明役にも思えます。ラストでのMr.ピンクは見ものです。非常に憎めないキャラクターなのでレザボア・ドッグスをもし見ることがあれば是非、Mr.ピンクに注目してみてください。余談ですが、このMr.ピンクは漫画『ワンピース』のサンジのモデルになったという噂があります。信じるか信じないかはあなた次第です...。
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